北朝鮮ミサイルの件

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明日は更新が出来ないので、今月最後の日記となります。

北朝鮮のミサイル関係です。

北朝鮮ミサイル発射 北海道上空を通過、迎撃せず  :日本経済新聞

菅義偉官房長官や小野寺五典防衛相が発表した。北朝鮮の弾道ミサイルは約14分間飛行し、北海道の渡島半島から襟裳岬にかけての上空を約2分間で通過したもよう。落下地点は日本の排他的経済水域(EEZ)外。事前通告はなかった。

日本領域への落下物や、付近を航行する航空機や船舶への被害情報は現時点で確認されていない。菅氏は「日本海上空で3つに分離した可能性がある」と指摘し、小野寺氏は「すべて太平洋の(襟裳岬の東)1180キロメートル付近に落ちたと推定される」と語った。

小野寺氏は記者団に、最高高度は約550キロメートルと指摘。北朝鮮が5月14日に発射した中長距離弾道ミサイル「火星12」と同型の可能性があると表明した。記者会見では「最大飛距離は5千キロメートルで、当然(米領)グアムに届く弾種だ」と述べた。

結論から言えば、北朝鮮としても出来る限り配慮した形の軌道で、基本的に対応レベルを変えないといけないという類の内容ではないと思います。グアム近くだとさすがにまずいので、ミスの可能性も考えると、この軌道しかグアムに届くことを示唆出来る方法はなかったと思います。通告なしというメッセージを伝えつつ、早朝で飛行機の飛んでる可能性の低い時間帯で高度的には日本の領空以上のEEZ外というコースというのは、計算されて行われたと考えていいと思います。現に昨日の為替や株式市場の反応については、冷静な動きであったということも重要なポイントとなります。この点は重要な点となりますので、北朝鮮のメッセージをきちんと理解した上で、今後の対策を取ることが重要だと思います。

当然の話ですが、警戒レベルは上げるべきだし、今回の一連の対応について振り返る必要があります。Jアラート関係の時系列は500円さまのツイートを紹介します。

今回のミサイル発射で分かったこととして、ミサイル発射→Jアラートから通過まで3分程度の時間と、軌道を読んでも高度を考えた場合は、こういった対応で出来る限り犠牲を減らせるかというところに重点を置いていることが分かるかと思います。

【北ミサイル発射】12道県にミサイル発射情報 住民に建物などへの避難呼びかける(1/2ページ) – 産経ニュース

ここで難しい話になるのですが、領空と宇宙の境界線がどこになるかという部分です。ここらへんは以下のWikipediaを紹介します。

大気圏外 – Wikipedia

大気圏外(たいきけんがい)は、天体等の大気圏より外の高い真空の空間(たとえば地球の場合、高度約250kmで、「超高真空」と定義されている圧力になる)ないし宇宙空間のことである。
明確な区切りがあるわけではない。たとえば地球の大気圏の高度による分類と、現行の宇宙開発における「宇宙」の定義をてらし合わせると、熱圏の上層部は高度800kmまで広がっているが、人工衛星などの低軌道の下半分はそこに含まれてしまうというように「宇宙」の定義は「高度100kmから上」である。また、いわゆる大気圏(再)突入の「大気圏」は、おおむね100kmのあたりに境がある(空気抵抗の影響があらわれ始めるのが120kmぐらいであり、いわゆる「ブラックアウト」が起きるのが80kmぐらいである)。

領空 – Wikipedia

領空の境界
領空の水平的境界は領土・領水の境界と等しく、垂直的境界は宇宙空間までとされ、国家が宇宙空間を領有することは禁止されている。具体的に領空をどこまでの高度に設定するかについては諸説ある。地球の大気圏の限界までとする説、航空機が航空可能な最大高度までとする説、飛翔体の浮揚力が空気力学によるものから遠心力またはケプラーの法則によるものにとって代わる高度までとする説、人工衛星の最低軌道までとする説、地球の重力の影響により境界を設定する説、領空国の実効的支配が及ぶ高度までとする説、領空と宇宙空間との間に緩衝区域を設定する説、人類が生存可能な大気が存在する高度までとする説、12カイリまでを限界とする領海の制度にならい上空12カイリまでの高度とする説と見解が分かれている。また、このように境界を設定することが困難であることから、宇宙物体による活動かどうかという活動の機能面に着目境界を設定する必要はないとする説もある。

領空の定義として諸説はありますが、国家の宇宙空間の領有は禁止されてることから、高度的には領土の上空を通過したとしても、100km以上の高度があった場合は、迎撃をすることが問題となるわけです。今回迎撃しなかった理由はここにあるわけですね。日本政府が何もしなかったわけではないので、この点も重要となります。基本的に国際法の観点でミサイルの迎撃範囲としては、EEZ範囲で高度100km以内のものが対象と思われます。逆を言えば、この範囲で迎撃出来れば、ミサイル防衛として成立するとも言えるわけです。実際は対処が出来ないかと言われたら、100%は無理だとしても、それなりの確度があると考えていいでしょう。

【軍事ワールド】〝無法〟北朝鮮の弾道ミサイル、打ち落とせるのか!…「SM-3」迎撃ミサイルの命中率(1/5ページ) – 産経WEST

ここの記事に「SM3やPAC-3はこの「全滅の理論」を崩した」という地点で、限られた範囲においては、100%は出来なくてもそれなりの効果があって、Jアラートの仕組みを組み合わせると、犠牲を出来る限り減らせるような対応は取れてると考えていいと思います。

ここらへんは復習を兼ねます。

内閣官房 国民保護ポータルサイト

あとは小坪市議のHPも紹介します。

【拡散】武力攻撃やテロなどから身を守るために(内閣官房)J-ALERTの音源【生き残るためにシェア】 | 小坪しんやのHP~行橋市議会議員

但し、ミサイル防衛の前提として、ロフテッド軌道には対応出来ないというのがあります。

宇宙空間の定義として、100kmあたりが目安にある以上、ロフテッド軌道の場合、高度100km以内で迎撃可能な範囲が陸上になる可能性が出てくるわけですね。今回はロフテッド軌道ではないとされております。

小野寺防衛相「ロフテッド軌道ではない」|日テレNEWS24

専門家に聞く「実戦的データ」獲得が狙いか|日テレNEWS24

ミサイル実験の観点で考えた場合、ロフテッド軌道の方が距離のデータは取りやすいが、実際の距離を計測する場合は、通常の軌道の方が適しており、今回のケースについても、周到に計算された実験であると考えた方がいいと思っています。ミサイル防衛の観点では、ロフテッド軌道の方が脅威であり、距離を考えた場合は国際法違反にならない程度の範囲でデータを取らないと意味がないと思います。瀬戸際外交というのは、こういった境界線を弁えないと、外交にはならないかとww

対策というのは、相手の技術や法的事情などを考えて動かないといけない部分はあります。個人的に思う部分として、外交も重要ですが、その前に日本の出来る最低限のことをやることが優先であると思うし、最低限のことをやらずに国際社会に問いかける行為も如何かと思います。少なくとも、総連や民団、朝鮮学校、パチンコ関係を野放しにしてたら、真剣に対策しているとは到底思えないし、マスゴミを野放しにしてる状態で北朝鮮ガーとか言われても、個人的な感覚では何を言ってるんだ??と思うんだけどwww日本の最低限やらないといけないことをやらないで、アメリカ陰謀論の類というのも、ただの現実逃避としか思えないし、日本国憲法が国防の妨げになってるというのも、現実逃避の一つであるとも言えるんだけどね。戦時国際法や自衛権の解釈と外患罪の類の既存の法案の範囲で対応するというのが最善の道であって、その過程を除外した議論というのも、十分お花畑と思うんだけどねwww本来の憲法の意味は国家の礎であり、その現実との狭間でどう向き合うかが重要であって、最低限のことをやってないで憲法議論をする地点で護憲・改憲問わず欺瞞と思うし、憲法を一種の道具として考えてるとしか思えないです。