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強さの性質

半島情勢については、明日辺りに動きが見えるかもしれませんね。

関係記事。

今回は半島有事の件。 米、水上戦闘群も空母カール・ビンソンに合流か 対北軍事圧力を強化 トランプ米政権がシリアに続き、北朝鮮への軍事的圧力を強めている。米海軍は8日、原子力空母カール・ビンソンを中心とする空母打撃群を朝鮮半島近くに向...

米「核実験の確証得たら先制攻撃」 米報道 トランプ氏や米政権高官、北朝鮮対応「習氏が全力でやってくれる」と期待

【ワシントン=黒瀬悦成】米NBCテレビは13日、複数の米情報機関高官の話として、北朝鮮が6回目の核実験を実行するとの確証を得た時点で、米軍が通常兵器による先制攻撃を行う準備を整えていると報じた。米政府高官は、北朝鮮が15日にも核実験を行う恐れがあるとみて警戒を強めている。

NBCによると、米軍は巡航ミサイルを搭載した駆逐艦2隻を朝鮮半島の周辺海域に展開し、うち1隻は北朝鮮の核実験場から約480キロの海上にいる。グアムにも重爆撃機を配置し、いつでも北朝鮮を攻撃できる態勢にあるという。

米国防総省は同報道に関し、「コメントしない。司令官は有事に備えてあらゆる手段を検討している」と述べるにとどまった。

一方、トランプ米大統領は13日、ホワイトハウスで記者団に対し、「北朝鮮は問題だ。問題は処理される」と述べた上で、中国の習近平国家主席が事態の打開に向けて「懸命に頑張っている」と指摘し、中国が北朝鮮による核実験やミサイル発射の阻止に向け影響力を行使することを確信しているとの姿勢を示した。

また、中央情報局(CIA)のポンペオ長官は13日、ワシントン市内で講演し、「(中国の取り組みを)頼りにしている」と強調。さらに、北朝鮮が核弾頭を搭載したミサイルを米本土に到達させる技術の獲得にこれまで以上に近づいており、このことが「北朝鮮の動きを阻止するための米国の選択肢を狭めると同時に、北朝鮮の指導者が間違った決断を下す可能性を高めている」と警告した。

マティス米国防長官も13日、記者団に「肝心なのは北朝鮮が態度を変えなくてはならないことだ」とし、核実験やミサイル発射などの挑発行為を自制するよう要求。国際社会も北朝鮮の姿勢転換が不可欠であるとの認識で一致していると強調した。

チキンレースも拍車がかかっておりますが、核実験を実行すると確証を得たときは先制攻撃を行う準備は出来た(アメリカ版のチャーハン??)ようです。北朝鮮が15日(今日)に核実験を実行するかどうかという話になります。アメリカのひとまずの姿勢としては、核実験やミサイル発射などの挑発行為を自制しろというのが要求となります。アメリカとしては、核とICBMなどに触れなければ、無理強いはしないと思われます。アメリカとしては、中国を動かして(瀋陽軍区を止める)北朝鮮の核実験やミサイル発射などの挑発行為を自制させるのが理想で、こないだの米中首脳会談もその布石だと思います。習近平は今年後半の共産党大会の開催というのもあって、身動き出来ない状況にあるわけです。そして黒電話は恐怖政治故に内部崩壊する可能性が高いとも言えます。

小規模の戦いですめばいいのですが、本気で北朝鮮を潰すためには、地上戦は避けられないし、アメリカとしても地上戦は避けたいというのが本音と思います。北朝鮮は山岳地帯が多く、ベトナム戦争やアフガニスタンのような山岳戦になるわけで、これはアメリカとしては避けたいし、犠牲を払ってまで戦うメリットは皆無です。となると、斬首作戦と空爆あたりになるわけですが、これも実際は難しい可能性があると思います。斬首作戦の場合、速攻で黒電話の場所を特定して早期に仕留める必要があるわけで、失敗すれば逆ギレモード発動になりかねません。空爆の場合は、軍事施設の大半を潰す必要があるわけですが、地下までの対応は難しいわけで、軍事施設は一定程度は残ることが予想されます。となると、やっぱ泥沼モードになる可能性が高いと思います。

因みに泥沼モードに入ると、日本への攻撃の可能性が高くなります。先進国の場合、多くの犠牲者が出た場合は、厭戦モードで政治的に持たなくなるわけで、そういう意味では、今の日本は特に脆弱な状況にあります。そういう意味では今のトランプ政権も脆弱とも言えます。アメリカの場合は公共事業に相応の理解があるだけ日本よりマシだけどねww南朝鮮に対して攻撃するメリットは、在韓米軍の撤退など防衛ラインを引き下げることにある。

あと忘れてはいけないのは、失うものがない強さは侮ってはいけないと思います。守るものがある強さもあるし、基本的に後者の方が心理的に強いと思います。北朝鮮によって失うものはない状況にありますので、そういう意味の強さもあるので、瀬戸際外交が出来るわけです。全面戦争になれば北朝鮮が潰れると思いますが、リスクを払う価値もない相手ということがある意味武器なんだと思います。あとは地政学的に見れば、場所に価値はあるけど、人的価値はないという状況というのも瀬戸際外交の背景にあるわけです。これは南の方も一緒だけどね。

強さの性質が異なるわけで、そこから見える景色というのは少し変わってくると思います。そういう意味では日本は弱いと思いますね。守るものはあっても、取れる行動に制約がある。これって脆弱なんだと思います。9条の問題はここにあるとも言えるんだけどねw

追記その1。

「核戦争には核攻撃戦で対応」 北朝鮮で軍事パレード、金正恩氏が観覧

北朝鮮は15日、「最大の祝日」と位置付ける故金日成主席の生誕記念日「太陽節」を迎えた。平壌中心部の金日成広場では同日午前、大規模な軍事パレードが開かれ、金正恩朝鮮労働党委員長が観覧した。日米韓は、北朝鮮が近く6回目の核実験や弾道ミサイル発射などの軍事挑発に踏み切る恐れもあるとみて、警戒を強めている。

今年は生誕105年で、北朝鮮で重視される5年ごとの節目に当たる。金委員長はスーツ姿でひな壇に登場。トランプ米政権が原子力空母カール・ビンソンを朝鮮半島近海に向かわせるなど軍事的圧力を強める中、金委員長の健在ぶりを示す狙いもあるとみられる。

崔竜海党副委員長が演説、核・ミサイル開発の成果を強調し「正義の核で(米国の)核を無慈悲に粉砕する」と述べた。「もし米国が挑発を仕掛けてくれば即時に壊滅的攻撃を加え、核戦争には核攻撃戦で対応する」と強調した。(共同)

どうやら今日は軍事パレードの実施となりそうです。警戒は必要ですので、引き続き警戒が必要だと思いますが、この様子を見る限り、瀬戸際外交の境界線を探っていくような流れになりそうな気がします。

追記その2。本日の日米の様子。

そして本日の日米の様子。

安倍首相「風雪に耐えて5年…」 「桜を見る会」で一句

安倍晋三首相が主催する「桜を見る会」が15日、東京・新宿御苑で開かれ、芸能人やスポーツ選手ら約1万6500人が出席した。あいさつに立った首相は、七分咲きの八重桜と第2次安倍政権発足から5年目になることをかけて、「風雪に耐えて5年の八重桜」と一句詠んだ。

学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地売却問題をめぐる国会審議を念頭においてか、「特に今年の前半は、本当に風雪に耐えているとの感を強くしている」とも述べた。また、働き方改革をはじめ、1億総活躍社会の実現に取り組む決意を改めて示した。

首相は昭恵夫人とともに苑内を回り、出席者との握手や写真撮影に応じた。

トランプ氏、別荘でゴルフ「危機管理問題なし」

【ワシントン=黒見周平】トランプ米大統領は16日の「イースター(復活祭)」を控え、13日夜から米フロリダ州パームビーチの別荘「マール・ア・ラーゴ」で休暇を過ごしている。

14日は自ら所有するゴルフ場でゴルフを楽しんだ。米CNNテレビによると、米国家安全保障会議(NSC)のスタッフが同行しており、北朝鮮の挑発行為などの緊急事態には即応できる態勢を取っているという。

トランプ氏は、北朝鮮による2月の弾道ミサイル発射への対応や、今月6日のシリア空軍基地へのミサイル攻撃命令は別荘で行っており、米政府関係者は「危機管理に何ら問題ない」と説明している。

この様子からみると、現段階で北朝鮮の核実験の可能性はなく、日米共に時間調整といった感じで、在韓邦人の帰国、新規の渡航の中止などの一定の猶予を与えてるように思います。